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教育・文化:更新2015/06/02 学芸会バトルロイヤル これから夏休みに向けて全国各地の小学校では学芸会シーズンを迎えるが、演劇や合唱、楽器の合奏等で、一部の保護者の意向を組まなければならないという事情から、教師がどの児童も目立つように最大限の心配りをした結果、『桃太郎』の劇で桃太郎が30人いたりするのは何ら珍しい光景ではなくなった。しかし、ここにきて新たなムーブメントが教師の発案から生まれ、急速な勢いで広まりつつある。 それは、本番中に真の主役を決める設定を盛り込み、バトルロイヤルを行って「真の主役」を決め、勝ち抜いた児童がそのまま「真の主役」を演じ、敗れた児童はその場合に備えて前もって決めていた別の配役か大道具係などの別の仕事に就くというもの。「こうすることでその『バトルロイヤル』までは主役をやれますし、それが終われば『正常化した』劇が引き続き進行するため誰も損をしません」(発案した教師の一人)とのことで、しかも意外とこれが子供達にウケている。というのは、そのバトルロイヤルのルールがほぼ例外なく「相撲」に則ったものだからだ。 発案したのは栃木県の教師グループ。「全ての子供達に光が当たるようにしたい」としながらも「現実社会では光が当たることの方が稀だし、それは力のある者の特権だということを今のうちに知っておいてほしい」という理念からこの方法を思いついたという。なぜ相撲なのかは「他の格闘技は危険だし時間もお金もかかる。その上ルールが煩雑。でも相撲は、その点ではまず問題がないし、衣装のまま戦っても支障はない」からだという。 大阪のある学校では、5年2組で「シンデレラ」をやることになって主役を募ったら女子15名・男子1名が立候補し、端役の意地悪な母・姉、魔女、そして王子様に至るまで複数人ずつ立候補が出た。そこで5年2組の担任はこの「バトルロイヤル」形式を採用。粗末な衣装を着てモップを持って現れる16人のシンデレラ「候補」達が全員出揃ったところで担任が行司の姿で登場し全員をステージ上の特設土俵に集めて一斉に相撲バトルロイヤルを開始。身長180センチの縦にも横にも大きい女子が圧倒的な強さを見せつけ見事主役を獲得。その際2人が頭を強く打って病院に運ばれたが、主役の女子は最後まで見事にシンデレラを演じ切り、継母や姉、そして魔女、さらには王子まで怒涛の攻めでこれらも容赦なく圧倒。さらに3人(王子含む)を病院送りにするなどして万雷の拍手を浴びた。ちなみにその小学校では、合奏の際にもソロパートを巡って公開バトルロイヤルが行われてこちらは大柄な男子がソロパートを勝ち取った。ただ相撲は強くても楽器は不得手だったようで、その後の合奏は彼の不協和音と担任のすすり泣く声で観客の胸は大いに打たれた。 これまでなら、子供と保護者を宥めるために「主役にして終わり」だったものが、一部の勇気ある教師のアイデアから劇的に変化を遂げつつある。適性を敢えてその適性で競わせないその斬新な手法は、やがて日本全国を席巻して学芸会のスタンダードとなるであろう。そして今日もどこかの小学校の講堂で、子供達の死闘が繰り広げられているのである。 陣 |
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