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角界:更新2010/07/08

「秋場所以降も非公開」決定?
「一から出直し」関係者強調

NHKの中継も自ら放送中止を要請し、一連の不祥事に関して禊をしたいとする曰本相模協会。ここにきてまた新たに「秋場所以降は非公開」が急遽決定したという情報が飛び込んできた。信頼出来る情報筋のものではないため確認が必要ではあるが、もしこれが実現してしまえば、昭和20年夏場所以来、65年ぶりの椿事ということになってしまう。

前回における非公開場所は、戦争末期の昭和20年6月、とても相撲観戦どころではない最中に開催されたものである。この場所に関して象徴的なのは、69連勝の大横綱・双葉山の最後の場所であったということ、そして非公開とはされているが一応傷痍軍人などの観覧希望者には開放していたという点である。戦争という外的要因のためこのような形にせざるを得なかった場所である。

したがって、今回のケースとは様相を180度異にするといっても過言ではあるまい。前回は外的な理由による不可抗力であり、今回は恐らく世間の非難をかわすための苦肉の策であるということ。現在の協会の悲願は今の公的地位、すなわち財団法人という地位を守ること。そのために取れる手段は全てとってしまおうとする非情の措置に出ているのである。

もちろん、このような措置を取れば一斉に相撲ファンが離れてしまうことが予想される。しかし、ここで膿を出し切っておかなければという悲壮感が協会内に充満していることが今回の措置に踏み切らせた要因であろうと考えられている。いうまでもなく、この件の真偽はどちらとも断定できないのだが、情報筋によれば、

(1)秋場所以降、少なくとも向こう半年、つまり3場所は両国国枝館内にある「相撲教習所」内の土俵で行われる

(2)行司は平服(おそらくジャージなどの動きやすい格好)、力士も大銀杏は特に結わず丁髷、マワシも取りマワシではなく稽古マワシを使う。また呼出は使わずにアナウンス係の行司がこれを代行する[この間呼出は海外留学などをするものと思われる]

(3)土俵入り、新序出世披露、弓取などは行わない

(4)どうしても観たい人は一日につき10人までなら観覧可能、ただし場所が始まる30分前に来て抽選をしなければならない。茶屋や地下の調理場も休業しているので土産や食事もない。それでもいいなら観戦可(もちろん無料)

(5)力士の場所入りに関しては徹底的に時間を管理する。東西の支度部屋から呼出が出番の力士を呼びに行き、教習所の土俵に移動する運びとなっている。なお、各力士の動きは呼出を通じて場所を運営する協会役員に徹底管理され、無気力相撲につながる恐れのある動きを封じ込める

(6)結果は千秋楽後、各マスコミに対して協会からまとめて報告される。写真などは添付されない。また、フラッシュやカメラの撮影時の音などに異常に興奮する力士がいるため、写真撮影は何人たりとも禁止。隠し撮りならOK

ということらしい。本当にこうなるかは不明だが、万一本当ならば、ファンを永遠に遠ざけかねない措置であり、大相撲にとっての未曾有の危機といえる。しかし、その危機をチャンスに変えることに相撲の活路はある。果たして活路を見出せるのか?大相撲の再生は今ここから始まろうとしている。

締め込みの下がり研究の第一人者、新田七郎・束京大学服飾学部教授(服飾デザイン学)の話

緞子の締め込みを使わない大相撲に花、英語でいうとフラワーはない。これが事実だとすれば協会挙げての「謹慎」だが、その度胸、英語でいうとスーパーブレストがあるとも思えない。人の噂も75日、英語でいうとヒューマン・ルーモア・ハズ・セヴンティ・ファイブ・デイズ、これを狙ってとにかく事態が沈静化するのをウェイトするのではと考えるのが自然、英語でいうとネイチャーだ。とにかくこれまでも大相模、英語でいうとビッグサガミは数々の苦境を乗り越えてきた。今回も何とか切り抜ける、英語でいうとカットスルーするのではなかろうか?


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