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角界:更新2010/04/03 大相撲本場所 先月29日、大阪で開催されていた大相撲春場所は一人横綱の重責も何のその、「モンゴル出身の」白鵬が全勝Vを飾った。わざわざ「モンゴル出身の」と引用符をつけたのには理由がある。そう、大相撲ファンなら誰でも知っていて、かつ懸念していることだろうが、「日本人」力士の優勝が平成18年初場所の大関・栃東(14勝1敗)以来、全く出ていないのである。このことを常々不安視していた理事会において勝負規定の一部改定が決まり、早速今年の五月場所からこの改定が適用される運びとなった。 理事会によると、最近の大相撲の人気の低迷は貴乃花全盛期に始まるとし、その理由は「2つの固定化」にあると分析した。すなわち、「優勝力士の固定化」と「相撲スタイルの固定化」である。例えば貴乃花や朝青龍、白鵬といった常勝力士が10日目くらいまで全勝を続ければほぼ100%優勝する力士を予想することができる、すなわち「優勝力士の固定化」という状況がまさにこれにあたる。このせいで相撲そのものを楽しむよりはその星勘定とそこに生まれる「相撲ドラマ」を楽しみたいとする相撲ファンを遠ざけてきたのではないかということである。もう一つは、力士の大型化が主要因である、突き・押し・寄りの相撲が極端に増えてしまったことによる「相撲スタイルの固定化」である。かつての「小よく大を制す」「柔よく剛を制す」といった相撲に魅力を感じていたファンをこの「固定化」で遠ざけてしまったのではないかということである。二重の意味で相撲ファンを失いつつあるのではないか、という懸念を見出すに至ったのだ。 実際、強すぎる力士がいた時代は、彼らが出世している最中は人気が高騰するが、彼らが最高位に上り詰めて常勝街道を走り出すと急速にその人気が失われていく。昭和40年代の大鵬全盛期しかり、曙が衰えた後の貴乃花しかり―。子供たちは、大鵬・柏戸は知っていてもほかの横綱・大関を知らなかったり、若・貴兄弟は知っていても魁皇を知らなかったりするのが普通という「大相撲暗黒時代」である。協会幹部の苦悩も想像に難くない。 そこで突如浮上したのが、「2つの固定化」解消のための劇的な勝負規定改定案である。
提案したのは一説には貴刀花親方ではないかとの見方も出ているが、明らかではない。いずれにせよ、この規定改定の導入によって優勝の行方は文字通り千秋楽までは全く分からなくなる。例え白鵬が全勝を決めても、14日目までに5勝以上していた力士ならばいきなり優勝戦線に立てる可能性があるからである。それどころか、16勝以上で優勝ということもありうる。協会は、その辺の細かいことについては「勝負とは時の運の要素も大きい。仮に16勝以上で優勝したことになったからといって、それはその力士がその場所に優勝するという運命にあっただけのことであり、その運を手繰り寄せた彼の強運に与えられる褒賞である。細かいことはいいんだよ、といいたい」とまるで意に介していない。今回の規定改定は、射幸心を大いにあおるという意味で大いに注目を集めそうだが、一方で理不尽な結果を招く恐れが大いにあるため諸刃の剣といえそうである。新・電光掲示板のルーレットのプログラムに、琴光喜と魁皇の取組にだけ当たるよう細工がなされたとの怪情報もあるが、いずれにせよ、これである意味全ての力士に優勝の可能性が広がった点だけは評価したい。
ら王 |
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