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エンターテインメント:更新2012/12/3

「とびだせ 力士の森」が大ヒット
わずか1週間で5,000万本の売上か

ニソテソドー3DSの人気ソフト・力士の森シリーズがまたも大ヒットを飛ばすことが明らかになった。地方都市の小売店の売り上げデータに基づく集計によれば、最新作の「とびだせ 力士の森」が発売わずか1週間で5,000万本を売り上げていることが明らかとなった。前作の「おいでよ 力士の森」に続くヒットに任夫堂も笑いが止まらないといったところだが、ここまでメガヒットを飛ばすのはなぜなのだろうか。秘密を探った。

最新作「とびだせ 力士の森」は、「力士の森」シリーズのコンセプトである、「力士の森」で力士狩りをしてそれを育成して戦わせるという「相撲部屋ファンタジー&ストラテジーゲーム」の基本は踏襲している。前作の「おいでよ 力士の森」では棍棒や麻酔銃で力士を狩れたが、基本的に力士は大きくて強いので、一部ファンからは「肝心の力士が狩れなくてつまらない」「まるで別のゲームだ、モン○ンとか」といった不満が上がっていたのを今作では改善。力士がいる「力士の森」のほかに「ヒトの町」を設け、そこで有望な子供をさらってくることが出来るように工夫した。もちろん、この時も麻酔銃や棍棒は使用してよく、プレイヤーはワゴン車を駆使して手軽に力士の卵を連れてくることが出来る。このコンセプトが発表されるや、一部ゲーム雑誌からは「今度の『力士の森』は間違いなく名作」「犯罪を助長するレベルで大ヒットするのは間違いない」などと絶賛を浴びていた。事実、発売1週間で「力士の森」をプレイした人がブログなどで絶賛記事を次々と公表、「今日も町で3人さらってきた」「小さい奴は行司か呼出、無理ならちゃんこの具」などのプレイレポートであふれかえり、その内容で共通するのは、「育成する人材の集めやすさ」というその自由度を高く評価するものであった。

ただ、「力士の森」の難しいところは、力士を集めてもそれを「育成」しなければならないところだ。ゲームの設定上、プレイヤーはふとしたきっかけで「親方」になり、土俵つきの家をいきなり与えられる。現実の相撲界においてこれくらい恵まれた親方というのは、先代の親方の娘と結婚した婿養子以外にあり得ないため、「現実的でない」等の酷評が一部あったのは確かだが、そこはゲームだから良しとしよう。力士を集めた後、プレイヤーは集めた力士を弟子として稽古をするよう「命令」することは出来るが、それを遂行するかどうかはその力士次第なのである。ちゃんこ代をケチったり、力士を集めすぎて住環境が悪くなると力士は途端にいうことを聞かなくなり、すぐにターゲットを見つけて「かわいがり」を始めてしまう。ちなみに、前作にはなかったこの「かわいがり」には、プレイヤーである親方も加担することが出来るなど自由度が一層高くなっているが、しかしそれだけにかえって難易度も高くなる。ゲームは現実の時間と同じように進むため、2ヶ月に1回は本場所、本場所がなければ地方巡業とかなり忙しい。その上、プレイヤーが協会の幹部になっていたりすると、思うように集めてきた力士の面倒を見られなくなることが多くなるとすぐに力士がグレるため、バランスのとり方がかなり難しくなる。しかも力士はすぐにやめたがるので、アイテムの竹刀やビール瓶をどう使うかが腕の見せ所である。

また、通信機能も前作同様健在である。しかも今回は、待望の「出稽古」「山稽古でかわいがり」が可能となっているため、前者においてはミニゲーム形式で同じくらいの強さの力士を捜した上で稽古させることが出来、後者においては、気に入らない相手の力士を闇に葬ってしまうのに効果的だ。このように、現実世界でも実際に起こりそうなことをリアルに再現できる操作性は「力士の森」シリーズの人気の一つといえ、日本人なら誰もが一度は考える、「相撲部屋の親方をやって、力士を、欲を言えば関取を育ててみたかった…」という潜在的欲求を大いに満たすことが出来る。いってみれば国民的ゲームなのである。

なお、R指定などの年齢制限を一切受けなかったため、対象年齢は5歳からとなっている。有望な力士を森や町で狩ったりさらったりして、その中から一人でも横綱が出れば、その収入は莫大なものとなるため、ますます増した自由度のためにゲームへのやりがいも生まれる。といって、その横綱がある日いきなり、「ちゃんこがまずい」と言って女将さんを殴って夜逃げしたりするので一瞬たりとも気が抜けない。「どびだせ 力士の森」はこうしたストラテジーゲームにありがちな、「ある程度まで行ったら、後はルーティン・ワークあるのみ」という欠点がないまさしく「夢のゲーム」である。力士狩り、力士育成、食料調達(この世界において動物は全てちゃんこの具材となるので、実のところ狩るのは力士だけではないし、たぬきなどは格好の餌食)、そして育てた力士で明日の相撲界を牛耳るスリル感が健在である限り、「力士の森」の快進撃は恐らく止まらない。

「とびだせ 力士の森」ニソテソドー3DS、価格:4,800円、発売日2012年11月27日


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