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エンターテインメント:更新2003/02/04

貴乃花、引退後のゆくえ…

 先日引退した大相撲の元横綱貴乃花(30)は21日、二子山区の中野部屋で記者会見を開き、機械化横綱として完全燃焼を目指すことを表明した。
 今場所の貴乃花は、右ひざの故障に加え、左肩のケガなどにも見舞われ、このままでは現役を続行できないとの判断から引退を決意した。これは、横綱として の地位と名誉を守るための苦渋の決断と思われていた。
 ところが、貴乃花はまだあきらめてはいなかった。彼は機械の体と永遠の命を手にいれることで現役を続けるつもりでいたことが発覚した。
 芸能界では、今から93年前に森繁ヒサイヤがサイボーグとなって永遠の命を手に入れ、「生涯現役」を宣言したのは記憶に新しいとは言えないが歴史に残る 事実である。もっとも生涯と言っても閉じることのない生涯なのだが。
 さてその森繁といえば、歯は全て抜け落ち、重度の白内障で目は見えず、両耳も聞こえなくなった今でも、舞台に立ち続け芸能生活をつづけているという恐るべき執念を見せている。
 貴乃花が機械の体を手に入れるためには巨額の費用と多くの犠牲が必要であり、そのために彼はかねてから不仲を噂されていたK子夫人をマカオに売り飛ばし、タニマチを通じて多数の闇金融業者から高利で資金を借り受け、短期間で43億円もの大金を手にした。これをもとに、闇の機械化ブローカーを通じて機械 の体を発注したという。
 この件について、三菱重工の佐々木副社長は「わが社では力士サイズは製造していない。言い掛かりだ」とコメント。また、住友金属の岡田専務は「プライバシーに関わるので詳細は言えない。でも、さっきHPから極秘データが流失していた。きっとハッキングされたのであろう。今はどうかのぉ?」とのん気な構え。さらに旭化成の桜井事業本部長は「人工毛髪のおかげで散髪に行かなくて済むからラクチンだな」と述べた。
 もしこれが事実とすれば、角界に大きな衝撃を与えることになる。機械の体を得ることで、疲れや痛みを感じることなく永遠に相撲を取りつづけることが可能 となり、平成の大横綱は永遠の大横綱として燦然と相撲界に輝き続けるのである。相撲協会ではこれらの点について現在調査中としながらも、複数の親方から不 安の声が出ている。

笹縄親方(元小結栃の鬼)
 「半島人は工作船に乗ってカエレ!!
富士ヶ茎(元大関虫ヶ島)
 「一寸の虫にもタイムマシン
鏡川親方(正体不明)
 「ふぉっふぉっふぉっ…
謝名親方(元琉球の風)
 台本にないためコメント不能。
加藤親方(元十両北十字)
 朝鮮戦役にて陣没のためコメント不能

 先に引退した元横綱の若乃花は経済的事情から、機械の体をあきらめ永遠の命だけを手に入れたが、相撲をつづけることはかなわなかった。というのも、命は 永遠でも肉体は痩せ衰え、病気やケガに苦しみ、苦痛や疲労を感じる生身の体のままであったがために、年を重ねるごとに彼の肉体は朽ち果てていった。そして 余りの苦痛に耐えかねた若乃花は幾度となく自殺を試みたが、永遠の命がそれを妨げた。
 実の兄である若乃花が地獄の苦しみを味わいながらも、毎日のようにギャルゲーにハマる姿を見た貴乃花は「機械の体さえあれば、自分の体にギャルゲーをインストールして遊べるのに…」と内心で不思議に思っていた。
 そしてついに貴乃花は機械の体と永遠の命を手に入れるべく、引退したその日に悪魔との契約を交わしたのである。その目的はギャルゲーではなかった。当然である。
 この件に関し、若乃花は「あっ、あっ、ああ〜。ハァハァ…。あ、あきぬちゃ〜ん、ハァハァ…」(編集部注;「あきぬ」は「亜衣」の誤読と思われる)とコメント。ギャルゲーしか知らない若乃花。もはや実の弟の存在すらその記憶から消え去っていたようである。
 古代ギリシアの詩人ポマドスの1大叙事詩「サスケ」に次のような一節がある。

 “土手の上を歩む肉体 欲に駆られて柿となる
  紅白の下に座する者 これを見て下痢になる
  天地を揺るがす大咆哮 もはや止むことなし”

 この叙事詩がどういう意味なのかはわからないし、恐らく今回の一件とも関係がない。

 現時点で最高レベルを誇る機械の体は、アメリカ製のAK-05で、取得までの費用は2億3千円ほどである。今回貴乃花が手に入れようとしているのは旧ソ 連製の72年型エジコフではないかと見られている。エジコフ取得までの費用は約120万円で、AK-05の10分の1以下の金額で容易に手に入る廉価・普及モデルである。
 エジコフは旧ソ連時代にソ連軍によって極秘のうちに開発された量産型軍事用モデル。開発主任のジミー・ハリコフ教授によると、エジコフは装甲を厚くしロ ケット砲の直撃を受けても貫通しない強靭さを確保しているという。そのため、仮に本体は常時危険にさらされていても圧倒的な破壊力で敵の殲滅が可能であるという。しかし一方で、過剰な強度確保の為に肝心のスピードを犠牲にしており、万が一敵の集中砲火を浴びるとひとたまりもないという弱点がある。この弱点 を如何に秘匿し、克服していくかが貴乃花の最大の課題であろう。
 来場所にはエジコフで土俵に上がるかもしれない貴乃花。そんな彼の今後の動向に注目する小学生は一人としていない。

轄。川開発


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